車のあれこれ | 自動車業界人:自称自動車評論家 水野健太の思うこと https://mizken.info 自動車業界人:自称自動車評論家 水野健太の思うこと Tue, 07 Dec 2021 13:48:50 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.3 125404315 三菱・スズキ・スバル アイドリングストップ車 バッテリー交換後のリセット作業 https://mizken.info/archives/151 https://mizken.info/archives/151#respond Fri, 22 Oct 2021 02:18:46 +0000 https://mizken.info/?p=151 三菱のアイドリングストップ[AS&G]搭載車
スズキのアイドリングストップ搭載車
スバルのアイドリングストップ搭載車

は、バッテリー交換後にリセット作業を必要としていません。自動的にバッテリー状況を監視し、アイドリングストップが開始します。通常のバッテリー交換作業でOKです。
※OEM車などは製造開発元に準じる。

バッテリー交換後にアイドリングストップが作動しない場合は、バッテリーの充電状況、気温や車両状況により作動しない状態となっている可能性があるため、しばらく運転していると作動するはずです。

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ダイハツ アイドリングストップ車 バッテリー交換後のリセット作業 https://mizken.info/archives/146 https://mizken.info/archives/146#respond Fri, 22 Oct 2021 02:01:45 +0000 https://mizken.info/?p=146 ダイハツのアイドリングストップ[エコアイドル]搭載車は、バッテリー交換後にリセット作業を特に必要としていません。自動的にバッテリー状況を監視し、アイドリングストップが開始します。通常のバッテリー交換作業でOKです。

ただし、エコアイドルの警告灯が点滅している場合には、リセット作業が必要となります。

リセット作業は、車上で行えるため、DIYでも可能です。

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エコアイドル警告灯が点滅している場合のリセット方法

[ECUB][BACK UP]のヒューズを 1 分以上取外してリセットします。
1分以上経過後、同じ位置にヒューズを差し込みます。
ヒューズボックスの位置やヒューズの位置は車両の取扱説明書に記載があります。

 

・バッテリー交換やリセット作業後に「レーザー停止 14E」が表示される場合
スマートアシスト初期学習が必要なため、以下 16 の復帰手順を行います。

1. IG OFF
から ブレーキを踏みIG ON(エンジン始動)します。

2. ステアリングを左右いずれかの方向へ 10°以上操作し直進位置に戻します。

3. D レンジにしてメーター指示で 10km/h まで加速します。

4. ブレーキを踏んで一旦停止します。

5. ステアリングをほぼ直進位置に保った状態でメーター指示で 40km/h 以上まで加速します。

6. 40km/h 以上に到達後、その状態を 5 秒以上継続します。

以上を完了させ、再始動を行い、「レーザー停止」表示が消えていることを確認します。

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ホンダ アイドリングストップ車 バッテリー交換後のリセット作業 https://mizken.info/archives/144 https://mizken.info/archives/144#respond Fri, 22 Oct 2021 01:47:05 +0000 https://mizken.info/?p=144 ホンダ車のアイドリングストップ車は、バッテリー交換後に「12V バッテリー内部抵抗値リセット」作業が必要になります。

この作業を行わないと、車のコンピューターがバッテリーの劣化状況を正常に判断できないため、アイドリングストップが作動しない、エラーが出るなど不具合が生じる可能性があります。

バッテリーそのものの交換自体はDIYで可能ですし、12Vバッテリー内部抵抗値リセット作業も車上操作で可能です。操作にはコツがありますので、確認しながらゆっくりと行ってください。

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12Vバッテリー内部抵抗値リセット手順

以下の手順を確認し、ゆっくりと確実に操作してください。
各操作の間は10秒程度開けると良いと思います。

・電気負荷をすべてOFFにする
 (オーディオ、ライト、エアコン等を可能な限りOFFにする。)

・イグニッションをOFFにする。

★イグニッションをACCにする。
  (エンジンスタートストップスイッチ車はブレーキを踏まずに1回押す)

★イグニッションをONにする。
  (エンジンスタートストップスイッチ車はブレーキを踏まずにもう1回押す)

★エンジンを始動させる。
  (エンジンスタートストップスイッチ車はブレーキを踏んでもう1回押す)

★エンジン始動後、約1分間アイドリング保持

★イグニッションをOFFにする。

★の赤色文字の操作を4回繰り返します。

以上で終了です。

リセット後は、アイドリングストップが作動することを確認し完了と判断します。
※気温や空調、車両の状態により、リセット後すぐにアイドリングストップが作動しないこともあります。

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マツダ i-stop アイドリングストップ車 バッテリー交換後のリセット作業 https://mizken.info/archives/142 https://mizken.info/archives/142#respond Fri, 22 Oct 2021 01:26:58 +0000 https://mizken.info/?p=142 マツダ車のi-stop(アイドリングストップ)車は、バッテリー交換後に「バッテリー状態初期設定」作業が必要になります。※OEM車などは製造開発元に準じる。

この作業を行わないと、車のコンピューターがバッテリーの劣化状況を正常に判断できないため、アイドリングストップが作動しない、エラーが出るなど不具合が生じる可能性があります。

バッテリーそのものの交換自体はDIYでも可能ですが、交換後は速やかに電流積算値初期化作業を行う必要があります。

バッテリー状態初期設定には、故障診断機が必要です。

故障診断機を持っているマツダディーラー、整備工場などに作業を依頼しましょう。

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日産 アイドリングストップ車 バッテリー交換後のリセット作業 https://mizken.info/archives/140 https://mizken.info/archives/140#respond Fri, 22 Oct 2021 01:07:38 +0000 https://mizken.info/?p=140 日産車のアイドリングストップ車は、バッテリー交換後に「バッテリー放電電流積算クリア」作業が必要になります。※OEM車などは製造開発元に準じる。

この作業を行わないと、車のコンピューターがバッテリーの劣化状況を正常に判断できないため、アイドリングストップが作動しない、エラーが出るなど不具合が生じる可能性があります。

バッテリーそのものの交換自体はDIYでも可能ですが、交換後は速やかに電流積算値初期化作業を行う必要があります。

バッテリー放電電流積算クリアには、故障診断機が必要です。

故障診断機を持っている日産ディーラー、整備工場などに作業を依頼しましょう。

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トヨタ・レクサス アイドリングストップ車 バッテリー交換後のリセット作業 https://mizken.info/archives/137 https://mizken.info/archives/137#respond Fri, 22 Oct 2021 01:01:15 +0000 https://mizken.info/?p=137 トヨタ車、レクサス車のアイドリングストップ車は、バッテリー交換後に電流積算値初期化作業が必要になります。※ダイハツOEM車などは除きます。

この作業を行わないと、車のコンピューターがバッテリーの劣化状況を正常に判断できないため、アイドリングストップが作動しない、エラーが出るなど不具合が生じる可能性があります。

バッテリーそのものの交換自体はDIYでも可能ですが、交換後は速やかに電流積算値初期化作業を行う必要があります。

電流積算値初期化には、故障診断機が必要です。

故障診断機を持っているトヨタ・レクサスディーラー、整備工場などに作業を依頼しましょう。

⇒Amazonでアイドリングストップ車用バッテリーを探す

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スバルのバルブスプリング リコール(4361)について思うこと https://mizken.info/archives/131 https://mizken.info/archives/131#respond Thu, 01 Nov 2018 14:49:52 +0000 https://mizken.info/?p=131 リコール番号:4361 スバルが届け出たバルブスプリングのリコールは、以下のような内容です。

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
原動機の動弁機構部において、設計が不適切なため、バルブスプリングの設計条件よりも過大な荷重及び一般的な製造ばらつきによる当該スプリング材料中の微小異物によって、当該スプリングが折損することがある。そのため、エンジンから異音が発生し、また、エンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。
改 善 措 置 の 内 容
 全車両、バルブスプリングを対策品に交換する。

より引用

バルブスプリングの品質不良とのことで、リコール処置になるのは仕方ないとは思いますが、本件で悲鳴をあげるのは、間違いなくディーラーのメカニックでしょう。

通常、バルブスプリング交換が必要になった場合、エンジンの上部にあるシリンダヘッドという部品を取り外し、交換作業を行います。
これだけでも、タイミングチェーンを外したりかなり大掛かりな整備になります。

しかし、スバル特有ともいえる、水平対向エンジンはその数倍は大変です。

水平対向エンジンは、4気筒でもシリンダヘッドが2つついています。例えるならV型エンジンをさらに広げてI型にしたイメージでしょうか。

車両のエンジンルームの両端にあることになり、整備スペースが無いため、おそらくエンジンを車両から一度外しての整備となるでしょう。

メカニックの人は頑張ってください。ほんっとご苦労様です、、、

ユーザーの方は、順番が来るまで時間がかかる可能性もありますが、そう焦らずでいいと思います。距離を走られている車や、走り屋系の方は、将来的に伸びが心配なタイミングチェーンや、冷却ホース類などを一緒に交換してもらうなどリフレッシュメンテナンスを一緒に依頼してはいかがでしょうか。どうせ外す部品ですから、きっと安価に受け付けてくれるでしょう。

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タイヤ空気圧の正しい合わせ方 https://mizken.info/archives/123 https://mizken.info/archives/123#respond Fri, 17 Aug 2018 14:48:42 +0000 http://mizken.info/?p=123 マイカーの空気圧、ガソリンスタンドで合わせていませんか?

必ず、それが間違いとは言えませんが、多くのユーザーが間違った空気圧調整を行っていることを知ってもらいたいです。

多くの車種で、空気圧ラベルは運転席ドアを開けたラッチ部付近に貼り付けられていることが多いです。基本的にはそれを基準にタイヤ空気圧を合わせることになります。

適正な空気圧で運転しない場合、燃費性能、ブレーキ性能、操縦安定性などに影響が出ます。高すぎても、低すぎても良くありません。

タイヤ空気圧調整は、冷態で行う

一番言いたいことはコレです。

自動車メーカーが指定した空気圧は冷態(タイヤが冷えた状態)で合わせるが原則となっています。

空気は熱とともに膨張しますので、温かい状態では圧力が上がり気味になっています。
その状態で空気圧調整をした場合、タイヤが冷えてきた時に調整した圧力よりも低くなってしまいます。

ガソリンスタンドで空気圧を調整した場合、走行直後になっていることが多いと思います。
また、給油の数分間の間にタイヤは冷態まで戻ることは考えにくいです。

そのため、空気圧はかならずタイヤが冷えた状態で行うようにしましょう。

タイヤの熱が上がる要因

タイヤは路面との摩擦状態が常となっており、摩擦熱、タイヤの変形熱、路面温度などの影響から、走行中、タイヤは外気温より高くなっていることが多いです。(寒冷地域での氷上低速走行などは除く)

また、タイヤ近傍にはブレーキ、エンジンなど熱を発するものが多くありその影響も受けます。

また、スリップ率が高くなる駆動輪、制動時に荷重がかかりやすい前輪などは上がりやすい傾向になります。

その他、車に乗らなくても直射日光、路面温度などによりタイヤ温度は上がり、空気圧も上昇します。その状態での空気圧調整は不適切となります。
(経験上、真夏の直射日光で+30kPaほどになりました)

じゃあ、どこでどうやって合わせれば・・・

答えは、夜間駐車後数時間経過してから合わせればOKです。

ただし、実際はエアーを入れる設備がないなどの理由で不可能なことが多いです。

最近は車載のパンク修理機材にエアコンプレッサーが入っており、それでも調整可能ですが、騒音が大きく夜間使用するには気が引けます。

私の空気圧調整方法は、ガソリンスタンドで高めにエアーを調整(規定値+3~50kPa)し、夜間に自宅で抜きながら行っています。抜きすぎ注意ですが、抜き側だけですので簡単にエアを調整することが出来ます。

機材にこだわる

エアゲージは、ホームセンターやカー用品店で簡単に購入することができます。
私は仕事上、計測器精度は気にしますが、市販品では±30kPaなどは当たり前に誤差があり、長期使用過程でも誤差が出てきます。ガソリンスタンドなどのゲージもあまり当てにできません・・・。

マイゲージを一つ持って置き、複数のガソリンスタンドのエアゲージと比較しておくと安心です。デジタル式は、比較的誤差が少ないように思います。

高速道路を運転するときは高めがいいの?

よく、高速道路を運転する場合は空気圧を高めにすると良いという人がいます。

高速道路ではタイヤが高回転するため、空気圧が低いとタイヤの変形により発熱しバーストしやすくなるという理屈が起源だと思います。
(アメリカでは、ファイアストン社とフォード社で争った例もあります)

2~30年前くらいまでは、タイヤ空気圧は主に乗り心地を優先し決められていた為、適応範囲内で空気圧がやや低め側に設定されていたことがあります。もちろんそのまま運転しても問題ありません。
ただ、車種により高速道路用に高めの空気圧が設定されていることがありました。

現在では、ボディやサスペンションなどの改良が進み、タイヤ空気圧は燃費を重視して設定されることが多くなっています。そのため一昔前よりはやや高めの空気圧設定となっています。

ですから、冷態で規定空気圧に合わせておけば問題ありません。

(高速道路用空気圧、積載時空気圧が指定されている場合は運転状況に応じ調整しましょう)

どれくらいの頻度で空気圧調整すればいいの?

一般的には、1回/月 程度と言われています。

経験上1ヵ月経過すると、多くて10kPa程度低くなります。自然に減ってしまうんですね。

気温が低くなる時期は自然に抜ける分+気温低下による圧力低下もありますので、やや注意した方が良いでしょう。

パンクの心配や空気圧調整が手間という方は、TPMS(Tire Pressure Monitoring System=空気圧監視装置) を取り付けておくのも一つの方法です。
空気圧を常時監視してくれるため、いちいちエアゲージを使わなくても圧力を把握することが出来ます。エアバルブキャップに取り付けるだけの後付け製品も多く販売されています

窒素充填を進められた!

空気中の約8割が窒素です。自動車メーカーも窒素充填を特に勧めていません。

そのことから、特に窒素充填は不要だと思います。窒素充填したことでその後の空気圧調整頻度を落とすことの方が害が大きいと私は思います。

窒素に魅力や価値を感じる方、まめに窒素圧を調整できる方はメリットもあることと思いますので、充てんされてみてはいかがでしょうか。

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アイドリングストップ車のバッテリー交換 注意点 https://mizken.info/archives/115 https://mizken.info/archives/115#comments Thu, 01 Mar 2018 14:55:47 +0000 http://mizken.info/?p=115 車の部品を自分で交換する人も多くいると思います。

一番多いのは、タイヤ交換、次にバッテリー交換ではないでしょうか。

アイドリングストップ車は、通常のバッテリーよりもバッテリーにとって厳しい条件で使用される為、寿命もやや短めであることが多いようです。3~5年で交換となることが多いでしょう。

アイドリングストップしなくなったら寿命かも

アイドリングストップ車のバッテリー寿命の判定は、エンジンが始動できないとなる前に、「アイドリングストップしなくなる」ことが多いです。

どのメーカーも、バッテリーが劣化したことにより、信号待ちなどアイドリングストップ後に再始動できなくなっては、立ち往生してしまうなどの懸念があるため、バッテリーの状態を監視するためのセンサーを付けています。

内部抵抗や電圧・温度などを管理し、バッテリーの状態を予測してバッテリーが寿命を迎える前にアイドリングストップの作動を停止します。

↓マイナス端子についているセンサーの例

バッテリーが劣化してくると、アイドリングストップが動かなくなることで、目安と判断してもいいと思います。

ただし、週末しか乗らないという場合などは、単純に充電不足によるものの可能性もあるため、充電後(長時間の走行後)に作動するか、しないかの判断をすべきです。

また、エアコンなどの空調の作動を優先し、アイドリングストップしない場合もありますので、こちらも長時間の運転で車内が快適温度になってからの判断になると思います。

バッテリーが交換時期にきた場合、メーターにアイドリングストップランプが点滅したり、液晶にエラーを表示する車種もあるようです。

 

アイドリングストップ車は、専用のバッテリーが搭載されています。

例えば、軽自動車ですと、M-42という規格のバッテリーが搭載されていることが多いです。

サイズは、通常のバッテリーB20と全く同じで、M-42/B20L兼用で販売されているバッテリーもあります。

アイドリングストップ車用バッテリーは、内部抵抗が小さく充電受け入れ性能が高くなっていて、エンジンが停止している間に放電した容量をエンジンが掛かってからなるべく早めにバッテリーに溜め込むことができるようになっています。その分通常のバッテリーよりも値段は高価です。

M-42が搭載されたアイドリングストップ車にB20Lのバッテリーは搭載でき、エンジンも問題なく始動できてしまいますが、アイドリングストップしない、寿命が短いなどという可能性が大いにありますので、当たり前ですが、緊急時以外は規格のバッテリーを取り付けるのがベストです。

逆(アイドリングストップしない車両にアイドリングストップ車用バッテリーを取り付ける)は、可能です。バッテリーメーカーに確認した際も同様の回答でした。しかし、指定のバッテリーよりも高価であり、寿命が延びるとも思えないので、メリットはありません。

アイドリングストップ車のバッテリー交換時の注意

実は、アイドリングストップ車のバッテリーを自分で交換し、失敗する例は多いです。

失敗といっても、ショートさせるとか、破損させるというわけではなく、作業は行えているのに、アイドリングストップしないといったケースが多いです。

実際に携わったことのある失敗例をご紹介します。

①バッテリー交換後のリセット作業を行っていない(リセット方法の紹介)

自動車のコンピューター内部に、使用中のバッテリーの履歴が記録されており、バッテリーの劣化状態を監視・推測しています。このリセット作業を実施することで、「新品のバッテリーを搭載したよ」と車に教えてあげる作業になります。

メーカーによってリセット作業の要否や手順は異なりますが、リセット作業が必要な車のバッテリー交換後は、リセット作業を行うことをお勧めします。

メーカー リセット作業 故障診断機 備考・詳細へのリンク
レクサス 必要 必要 バッテリー交換後ディーラー・整備工場へ
トヨタ 必要 必要 バッテリー交換後ディーラー・整備工場へ
ニッサン 必要 必要 バッテリー交換後ディーラー・整備工場へ
マツダ 必要 必要 バッテリー交換後ディーラー・整備工場へ
ホンダ 必要 不要 車上操作が必要(DIY可)
三菱 不要 不要 通常の交換作業でOK
ダイハツ 不要 不要 エラーが出た場合は車上作業が必要(DIY可)
スズキ 不要 不要 通常の交換作業でOK
スバル 不要 不要 通常の交換作業でOK

②満充電ではないバッテリーを取り付けた

バッテリーをホームセンターやネットで購入した場合、充電済みであることがほとんどだと思います。

ただし、在庫期間がある程度続いた場合、バッテリーは自然放電してしまい、満充電状態ではない可能性があります。

その場合、バッテリーの内部抵抗は充電量低下に従い増加してしまい、劣化したバッテリーが接続されたと車両に判断されてしまう場合もあります。

大抵の場合、新品バッテリーであれば充電することで内部抵抗が減り、正常になりますので、バッテリー充電機による充電や、走行による充電を行い確認します。

しばらく走行してもアイドリングストップが作動しない場合は、走行による充電(数時間以上走行)や、充電器による充電を実施後、最終手段としては、マイナス端子を取り外ししばらく放置してから再接続することで、アイドリングストップが作動し始めることがほとんどです。

新品バッテリーでも、充電を行ってから取り付ける事で、このような事態を回避することが出来ます。

③バッテリー端子の締め付けが弱い、接触が弱い

意外とDIY作業で多いのが、バッテリー端子の締め付けが弱い事です。

バッテリー端子の接触状況が悪い場合、バッテリーセンサーにより抵抗が多いと認識されてしまいます。

新品バッテリーの場合、バッテリーの端子は綺麗な状態であるためあまり心配はありませんが、車両側の端子の接触面は汚れていることがあります。

取り付け前に真鍮ブラシやサンドペーパーで軽く研磨し綺麗な状態で、バッテリー端子の奥まで差し込み、端子が回転しない様締め付けを行うのがベストです。
バッテリー端子は、テーパー(円錐)形状になっており、根本側が太くなっています。
バッテリー端子の先端側で締め付けを行っても、緩いままとなってしまい、接触抵抗が増えることと、バッテリー端子のはずれリスクがありますので、できるだけ端子の根本側で締め付けるよう注意が必要です。

 

一見簡単なバッテリー交換ですが、アイドリングストップ車はエンジンが始動すれば良いというわけではありませんので、注意して作業してみてください。

決してできないわけではなく、少しコツが必要なだけです。

アイドリングストップ用のバッテリーの購入なら!

バッテリーの購入は、ネット通販がお勧めです。
ディーラーの半額以下で購入できることもあります。
補償もあり、安心な日本メーカー品をお勧めします。
通販の中で、Amazonは値段も安く、配送も早いので一押しです!

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「ペダルの見張り番」装着車に試乗してみた!どんな制御? https://mizken.info/archives/108 https://mizken.info/archives/108#comments Sun, 14 Jan 2018 14:35:25 +0000 http://mizken.info/?p=108 オートバックスで専売・取り付けをしている、「ペダルの見張り番」。
後付できる、誤発進防止装置として、人気があり、一時は在庫がなくなるほどでした。

今回、この「ペダルの見張り番」が後付けされた車両を借りることをできましたので、試乗した感想を書きたいと思います。

この「ペダルの見張り番」は、説明書きによると、

「ペダルの見張り番」は、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる急発進を防止する装置。本品には、アクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えた際に、アクセル開度(アクセルペダルを踏み込んだ量)を電気的に制御して誤発進を防止する機能「オーバーアクセルキャンセラー(OAC)」と、アクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ際に、ブレーキ動作が優先される機能「ブレーキオーバーライドシステム(BOS)」の2つの機能を装備。制御が掛かった場合にはブザー音で警告してくれます。

とのことです。

車両側から、読み出しているのは

・車速
・ブレーキ信号(ペダルON/OFF)
・アクセルペダル信号(ストローク信号:電圧)

の3点のようです。アクセルペダルのみ、中間配線で、発進抑制を行うときは、信号を変更しています。

停車時など、10km/h以下から、早めに※アクセルペダルを踏み込んだときは、ピーというブザー音とともに、アクセルペダル信号が抑制(カット?)され、クリープ走行になります。
※この、「早めに」の感度を手元のボタンで3段階に調整可能。

踏み続けている間は、ブザー音が鳴り続け、エンジン回転は上がりません。

 

試乗インプレッション

今回試乗できたのは、軽自動車(NA:ターボ無し車)に取り付けたものでした。

感度は、3段階の2段目で使用。

通常の発進では作動することなく、特に違和感はありません。

信号待ちの状態から、故意に急加速しようとすると、ピーというブザー音とともに、クリープ走行程度の速度で発進します。ゆっくりアクセルを踏みなおすと通常通り発進していきます。

この点、普通の街中での使用は、誤発進(急加速)を低減する効果はありそうですね!

 

ただ、試乗した中で、不満な点も複数ありました。

今回試乗した車両が軽自動車であることが要因のひとつかと思いますが、軽自動車に取り付けようと思っている人も多いと思いますので、参考していただければと思います。

・坂道発進、右折時作動してしまうと怖い思いをする
坂道発進や、右折時、対向車が切れた時を見計らって右折したいというときは、ブレーキペダルからアクセルペダルに素早く踏みかえて強めの加速をしたい(アクセルを深く踏み込みたい)と思います。

しかし、この装置がついていることで、強めの加速ができなく、坂道発進でずり下がってしまったり、右折時にもたもたしてしまうシチュエーションがありました。
感度設定を鈍感にすれば少しはいいのですが、それでも作動してしまうことがありました。

・OFFができない
この装置、一度取り付けをしてしまうと、感度設定を調整できても、OFFにすることができません。
例えば、慣れない家族が乗る場合や、坂道などが続くことが事前にわかっていれば、OFFにしておくことで対応できるとおもうのですが、少し残念です。

車両標準機能との競合が発生
坂道発進補助ブレーキ?との共存考える必要あります。
最近の車についている、坂道発進時の補助機能は、発進時にブレーキからアクセルを踏みかえてから数秒ブレーキを保持してくれる機能との相性は悪く、踏みかえる際、このペダル見張り番が作動してしまうと、ブレーキ保持が数秒後に切れた際、アクセルを踏んでいるにも関わらず、ペダル見張り番がアクセルペダルを制御し、踏み込んでいないことにしてしまっているため、そのまま坂道をずり下がってしまうという現象が起きてしまいました。

警告音は当然出るため、再度アクセルペダルを踏みなおせばいいでしょうが、坂道発進時は特に後退してしまうことを気にして早めにペダルを踏みかえることが多く、頻繁に作動してしまうシチュエーションんだと思います。
当然、右足はアクセルペダルに乗っているので、ブレーキペダルはすでに踏んでいないので、この車両標準装備の機能と、ペダル見張り番双方の機能や特性を理解したうえで使用しないと、逆にヒヤリをしてしまう可能性があると感じました。

すでに指摘したOFFできないということと兼ね合い、特に不特定多数が乗るような社有車やレンタカーなどへの装着はおすすめできません。

結論

取り付ける車両の標準機能・ペダル見張り番 双方の機能の詳細や操作方法を良く把握したうえで、”自己責任の上”取り付けるのであれば良いでしょう。

この装置は、きっと安全性向上のために取り付ける人が多いはずですが、使い方(運転の仕方)や、機能の競合、故障などで予期せぬ作動が起きてしまうことがあり得ると思います。

例えば、車両の意図しない加速や暴走などで事故が起きてしまった際、ペダル見張り番のような社外パーツがアクセルペダルに取り付けられていた場合、自動車メーカーはこれを理由に絶対に非を認めない結果となるでしょう。

安全をお金で買うという覚悟があるのであれば、最新の予防安全装備のある自動車への乗り換えが最大の策であることは間違いありません。

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